Vol.6 訪問介護と訪問看護と訪問リハビリはどんな時に使うの?
訪問をともなうサービスは名称が似ているものも多く、利用する上でどんな違いがあるのでしょうか?それぞれのサービスの概要を知り、有効に活用しましょう!
訪問介護とは、訪問介護員(ホームヘルパー)が、利用者の自宅や入居先の施設に訪問して身体介護や生活支援を行うサービスです。身体介護は食事・排泄・入浴などの介護のこと。生活支援は掃除・洗濯・買い物・調理などの生活の支援を指します。訪問介護員は、介護福祉士または介護福祉士実務者研修、介護職員初任者研修を修了した者で、介護に必要な知識や技術を身に着けた専門資格者です。
訪問看護とは、看護師などが、利用者の自宅や入居先の施設に訪問して必要なケアを行うサービスです。病気や障害のある利用者が対象で、療養生活を送る為に必要なケアを提供します。療養上のお世話から病状観察、点滴や吸引などの医療処置、介護を担う家族への指導まで、仕事の内容は広範囲にわたります。また機能訓練の必要があれば看護師に代わり理学療法士なども訪問します。これらのケアは医師の指示書に基づいて行われます。病院ではなく、住み慣れた地域や自宅で過ごすことを選んだ方のためのサービスです。
訪問リハビリとは、理学療法士などが、利用者の自宅や入居先の施設に訪問して心身の機能回復や日常生活の自立に向けたリハビリを行うサービスです。利用者の心身の障害、それによる生活上の障害、住環境などを個別に確認し、自宅で機能の維持や向上を図ります。対象は、医師に「訪問リハビリが必要」と認められた方です。訪問看護での機能訓練と違って、実際に生活している場所で、生活場面に即した訓練が行えます。例えば外出訓練など目的に応じたリハビリテーションを行います。
※表の報酬単価等は令和元年10月時のもの
これら3種のサービスはそれぞれ必要な時に必要な時間で1対1の関わりで個別ケアを提供できる魅力と、その役割と専門性を発揮したサービス提供することで、その他のサービスとも連携し合って提供する特性もあります。事業所によっては複合事業で行っていることによるサービス連携の提案もありますので、事業所ごとに内容説明を聞いて選びましょう。
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※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
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