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Vol.19 介護のスタート資格「介護福祉士実務者研修」

「介護福祉士実務者研修(以下、実務者研修)」は、介護提供能力の向上を目指した資格です。(旧 ホームヘルパー1級資格に相当)

幅広い利用者(高齢者や障がい者)の多様化するニーズなどに対応する介護サービスを提供を行うための知識とスキルを身につけるための講座で、2年以上の養成課程を持つ「介護福祉士」養成校の到達目標と同等の水準とされています。

2016年からは、実務経験者が国家資格である介護福祉士へのキャリアアップに挑戦するためには、3年以上の実務経験だけでなく「実務者研修修了」も必須となりました。
(専門学校などで一定の教育課程を経て介護福祉士資格を得る場合を除く)

研修は450時間と長時間ですが、数年かけて少しずつ履修することも認められており、通信教育の活用も認められています。
また、介護職員初任者研修を受講していれば、研修時間のうち130時間は「読み替え」という形で免除される他、旧ホームヘルパー資格や認知症研修などを履修した場合も同様に一定時間の免除があります。

研修では、実務経験だけでは修得できない知識・技術を中心に構成されており、最近介護職に強く要望されている「たん吸引」や「経管栄養」の実務や、認知症についての学術的な知識、認知症の方の理解などもこの実務者研修の中で学ぶことができます。

受験資格は特になく、講座は座学と実技からなり、課題提出や実技試験など修了判定は実施校によって多少異なります。あくまでも落とすための試験ではなく、修了認定考査ですので、落ち着いて臨んでください。

実務者研修の資格取得後、介護職員初任者研修に比べて知識も技術もアップしています。キャリアアップによって活躍の場が広がる他、資格手当がつく場合も多く、お給料のアップも期待されます。

介護のお仕事を考えている方は、ぜひ挑戦してみてください。

 

「実務者研修」に関することや介護・看護のお仕事探しの方

(新田事務所:岡山県倉敷市新田2434-1 TEL.086-420-1600)

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