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Vol.69 いちごの栄養価について

健康・相談

コロンとした赤い実が可愛らしいイチゴは、12月頃から店頭に並び始め、2月~4月が流通のピークになります。この頃になるといちごの価格がお手頃になり、「たくさん収穫できる季節になってきたんだな」と春の訪れを感じます。

 

1.イチゴの栄養価

イチゴにはビタミンCが豊富に含まれています。

成人のビタミンCを摂取する1日当たりの推奨量は100mgです。イチゴ100g中(1個は平均15g)に含まれるビタミンCが62mgなので、1日10粒~13粒食べるだけで1日に必要なビタミンCが補えます。また、ビタミンB群である葉酸、カリウム、キシリトール、ポリフェノール、カルシウム、ペクチン(水溶性食物繊維)も含んでいます。アントシアニンも豊富で目の健康維持にも期待ができます。

さらにイチゴは低GI食品に分類され、イチゴに含まれる果糖は他のフルーツと比べて非常に少なく、水溶性食物繊維も一緒に摂取するので血糖値の上がりにくい食品です。低GI食品とは、血糖値の上がりやすさを示すGI値が55以下の食品の事をいいますが、イチゴはGI値40なので血糖値が気になる方も安心して食べられますね。

 

2.いちごの効果的な食べ方

イチゴに多く含まれるビタミンCは加熱に弱いので、一番吸収効率が良いのは生で食べる事です。ヘタを取らずに洗う事でビタミンCの流出を防ぐ事ができます。ビタミンCは水溶性で、一度にたくさん摂取しても体外に排出されてしまうので、食事毎など、なるべくこまめに摂取し、ビタミンCと相性の良い鉄分やビタミンEの含まれる食品と一緒に摂ると吸収率がアップし、相乗効果も期待できます。また、イチゴに含まれるクエン酸には、牛乳のカルシウムの吸収を助けてくれる働きもあります。上手に組み合わせて摂ることができれば一石二鳥ですね。

私はヨーグルトに入れて食べるのが一番好きですが、少し酸味の強いイチゴをサラダに入れて食べるのにも最近ハマっています。

今が旬のイチゴです。

美味しくて栄養価の高いイチゴが食卓に並ぶ機会が増えるきっかけになってもらえたら幸いです。

 

 

※こちらの記事に関するお問い合わせはこちらまで|tel.086-420-1500 (広報CSR部 河﨑)

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