創心會グループ

Vol.25 介護保険ってどういう制度?誰にメリットがあるの?

居宅・制度

介護保険制度は、1997年に介護保険法が成立し、2000年に施行されました。
創設の背景には、日本社会の高齢化の進展に伴う、要介護高齢者の増加や、介護期間の長期化による介護ニーズの増大。核家族化や家族の高齢化など、介護を支える家族の状況変化。従来の老人福祉・老人医療制度の限界などがありました。

そこで、『高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組み(介護保険)』が創設されました。

国民皆保険のもと、先に創設され、誰もが安心して低負担で高度な医療を受けられるに社会保険方式で浸透してきた医療保険と共に、日本国民の社会保障として、介護保険制度は長寿社会を支えるうえで、欠かせない仕組みです。

要介護の高齢者を支える、その介護を支える家族に、メリットがある制度と捉えられがちですが、そうではありません。

昨今はヤングケアラーの問題や年間介護離職者が10万人を超え続けているなど、子どもの就学進学、労働環境の視点からも、社会や経済を支えるすべてのひとに恩恵のある制度とも言えます。


[基本的な考え方]として、自立支援、利用者本位、社会保険方式を打ち立てており、持続可能な社会保障制度として、今日まで改定を繰り返しながらより良い制度を目指しています。

この制度を長期に安定させていくためには、国民一人一人が先の背景や考え方を少しでも知る・学ぶことが重要です。そうした環境を広げていくためにも、創心會グループは地域の皆様との様々なご縁や接点で、介護保険のことをお伝えして参りたいと思います。地域の方の質問や疑問にお答えしながら、その理解を深めていけたらと思います。

私たち、創心會グループは、サービス事業を通じて、科学的根拠に基づく自立支援介護を全力で実施していき、この社会保障制度の一端を担う責任を果たして参りたいと考えています。

 

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※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
※こちらの記事に関するお問い合わせはこちらまで|tel.086-420-1500 (広報CSR部 河﨑)

 

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